裸のサルの目、危機管理ができない国、日本

アジアの隣国、韓国、台湾が今までのところ世界の見本となる見事な新型コロナ対策を実施しています。

それに対してコロナ災害は国難であるといいながら場当たり的、その場しのぎ対策しかできない日本の危機管理能力不足は目を覆うばかりです。

危機管理とは来るべき危機に対して先手を打って迅速に災害の目を積むことです。

そのために最も必要なことは強いリーダーシップを持つ危機管理チームの存在です。

強いリーダーシップを持つ危機管理リーダーのもと

1、医療対策専門家チーム

2、経済対策専門家チーム

3、IT(ネット)対策専門家チーム

が具体的にPDCA計画を立案し、強いリーダーがそれらのチームを率いて迅速に計画を実行することが必要です。

しかし悲しいかな、強いリーダーであるべき安部首相には危機管理に対する理解も能力もありません。残念なことに安倍首相を補佐すべき危機管理専門家が日本にはいない、(あるいはいまさら恥ずかしくて前面に出ないことです。)

今回の安部首相の最大の間違いはリスクを恐れ、石橋をたたいても渡らない硬直化した厚労省を主役にしたことです

現在のコロナ政策の中心である専門家会議の先生方は元々厚労省の身内で医療現場の問題解決よりもPCR分析とクラスター分析に熱心な感染症学者集団であり、大臣ともに対外的に発表するコロナ感染者数を出来るだけ少なくすることに熱心でした。クラスター追跡だけではもはや感染の拡大や医療崩壊が抑止できない状態になって、あわてて態度を変えつつありますが、、、

しかし厚労省の管轄からはずれるPCR検査の普及には消極的で暗黙の抑止体制は相変わらずです。

最悪の組み合わせでスタートしたコロナ政策が迷走するのは当然の成り行きです。

マスコミの報道も問題が多い、韓国や台湾のコロナ対策を詳細に報道しながら一強、安倍政権への忖度か?後手後手に回り具体的な対策が打てない安倍体制の問題点には決して深入りしません。最近は学者先生までもが罰則規定のないお願い事項を守れるのが他国にない日本人の長所なだという根性論を展開する始末です。

しかしすでに日本の危機管理体制の脆弱さ、硬直化した縦割り行政の弱点、IT(ネット)体制の脆弱さなどの弱点を世界に露呈しました

リーダー不在の国難、コロナ政策が我々国民の頑張りだけで乗り切れるか、先は見えません。