裸のサルの目、東京オリンピックの危機管理

東京オリンピックのマラソン競歩の札幌変更について準備や費用負担で揉めています。それにしてもIOC,東京、実行委員会、3者の責任の押し付け合いは見苦しい限りです。オリンピックの東京招聘が決定したときは日本中が喜びに沸き、舞い上がっていましたが同時期に8月の異常な高温多湿で児童の昼間の運動や外出、高齢者の熱中症事故などにマスコミや気象庁は注意喚起していました。当時から酷暑の東京でのマラソン開催は問題であったはずです。その意味では3者の危機管理予測の欠落は明らかで3者ともに責任があります。

裸のサルは世界中から集まる老若観衆の熱中症事故を心配しています、さらに8月の日本は台風や大雨災害の可能性も高く、もしも大会時期に東京に台風直撃などあれば想定外だなどの言い訳はまったく通用しません。8月の日本はテロによる危機よりも災害危機の可能性がはるかに高いのが実情です。オリンピック開催時の自然災害でのダメージは限りなく大きく

観光日本も根底から崩れます。オリンピック8月開催立候補時にはこのような自然災害想定はまったく考えなかったのか?

取り越し苦労であることを願うばかりです。