裸のサルの目、欠落している近未来の日本外交危機管理。

危機管理とは将来起こりうるリスクについて事前に提起し対策案を検討することです。日本のマスコミ、専門家のおかしさは他国の内政のごたごたや人事などを面白、おかしく連日垂れ流すだけで日本がそれらのリスクにどう対応すべきかの観点が欠けていることです。今回は将来想定される朝鮮半島の危機管理項目を考えてみます。

1、韓国の南北統一、反日

  文大統領は南北統一と反日(日本への積年の恨みを晴らす)のために手段を選ばず自国民を洗脳、扇動し、金北朝鮮へすり寄っています。最悪、金委員長を元首とする統一朝鮮も考えられ、少なくとも南北タッグを組んだ日本への外交圧力の可能性は大です。両国の反日ベクトルは一致しており、あらゆる軍事的、経済的恫喝外交に対応する危機管理の覚悟が必要です。

2、トランプ氏の朝鮮問題解決への意欲減退と日米安保軽視、

  トランプ氏には選挙対策のためのあらゆる難問、中国との貿易摩擦共和党対策、

  移民問題、中東問題、イスラエル問題など大統領選挙へ直接影響する問題が山積し

  ています。

  キリスト教アメリカの朝鮮問題への関心度はトランプ氏に限らず決して高くはあ

  りません。アメリカは日本を見放さないとの盲信、頼りきりは改めるべきです。

3、中国の長期世界制覇戦略

  中華思想の本質は100年の計で共産党中国の世界制覇の実現です。直近の中国

  リスクは日本経済の多くを占める中国との政経分離外交の円滑な実行ですが、最も

  警戒すべきはじわじわと浸透する日本本土への経済侵略、移民侵略です。気が付け

  ば日本の地方都市は中国資本に買い占められ日本中にチャイナタウンが実現してい

  るかもしれません外資本に対する日本の法規制は甘すぎます。中国は直近の

  選挙対策ではなく100年の計で動きます。

4、プーチン独裁のロシア経済戦略

  核戦力は米国に次ぐ貧乏国ロシアの対日戦略は北方領土をカードを武器に如何に多

  くの経済支援、経済協力を獲得するかの1点に尽きます。冷静、狡猾なプーチン

  だまされないように注意しましょう。

5、安易な移民政策の破綻

  目先の労働力不足を解消するための安易な移民政策は多くの問題を多発します。

  中国の移民侵略、万一の南北朝鮮トラブル時に押し寄せる多量の北朝鮮不法難民の

  対応など世界中で頻発している移民問題も他人事ではありません。

6、日本人のディベート力不足

  ディベート(debate)とは、ある公的な主題について異なる立場に分かれ議論することをいう(広義のディベート)。アメリカではディベートは大学の必須科目で国際問題で相手を論破するディベート力は重要です。

国際問題で誠に遺憾であるなどの抗議は何の意味もありません。なあなあで丸く収めようとする対応は相手を増長させるだけです。相手の問題点を指摘し論破する迫力がなければ厳しい国際問題には勝てません。結果、無理難題を押し付ける韓国への甘い対応が現実です。仲良く、無難の日本外交にはディベート力が不足しています。

 

  

  

  

 

 

  イスラエル問題など直接