裸のサルの目、議会制民主主義の疑問

トランプ大統領の所信表明、民主党の候補者選びとアメリカは大統領選挙を前にフィーバーしています。

しかし世界一の権力者、トランプ氏の演説の品格のなさ、露骨なトランプファーストのワイドショーは見るに堪えない代物でした。

この人物が現アメリカ大統領であり、再選確実と言われる選挙制度の不思議さを考えてみます。

トランプ氏にはプアーホワイトに代表される岩盤支持層が選挙民の2~3割はいるといわれています。彼らの多くは環境問題や国際世論にはほとんど無関心で自分ファーストの経済と宗教のみが最大の関心ごと、トランプ演説はまさに彼らのためだけの演説でした。

アメリカの投票参加率は約60%と言われていますのでそのうちの岩盤支持層30%が投票すればそれだけで♠支持は50%となりほぼ当選確実となります。しかし、これはアメリカ全国民の2割に満たない数字です。そして世界最高の権力者、自分ファースト、アメリカファースト、のトランプ政治の継続です。世界最高権力者としての理念や品位はまるでなく、利益のみで行動するトランプ流エゴウイルスが世界に蔓延し

自国ファースト、保護主義が堂々と陽のあたる市民権を得て、国際秩序は崩壊しつつあります。

かってドイツナチス党は極右の小さな政党でしたが、その岩盤支持層を生かして天才的な演説手法で支持を伸ばし、あの賢明なドイツ国民を洗脳し地獄を生み出しました。

過激で協調性のない自分ファーストと保護主義は人類の持つ最大の毒です。

議会制民主主義の選挙制度は絶対正しいのか? 大きな疑問点ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

アメリカ大統領が