裸のサルの目、リアル北朝鮮危機

年末の北朝鮮の不穏な動向にクリスマスプレゼントはなにか?、などと朝鮮半島分析が相変わらず賑やかですが、日本の専門家の解説、分析に危機意識が欠落しているのが気になります。彼らの基準は自由民主主義日本の価値観分析です。しかし相手は完全独裁国の金委員長です。まったく価値観が違います。

金委員長の価値観は唯一不変、金王朝の継続と繁栄です。すべてはそのための方策、道具です。自国の海外同労者の賃金のすべてを搾取しているように国民は金王朝を支える従属民であり、まして軍事小国、日本や韓国は利用価値だけでどう調理するかを判断しています。

金政権が絶対に手向かわないのは逆立ちしても勝てない米国、中国、ロシアの3国です。特に米国にはどんなに挑発的な態度を取ろうとも絶対に歯向かいません。米国との軍事対決はイコール自らの滅亡を意味するからです。

日本が本当に心配すべきは自国ファーストの米国が世界の局地紛争に関心が薄れ、米軍の参戦を嫌う現実です。独裁者金委員長は経済制裁の強化にぶち切れ、核実験、ミサイル実験とエスカレートとして軍事小国、韓国や日本を攻撃対象として暴走する可能性さえあります。(ただし米軍基地だけは絶対に手を付けません。)日本や韓国の地方都市に誤爆と称してミサイルを落とす可能性さえあります。

北朝鮮の創作した観光PR動画を嬉々として、紹介し、北朝鮮もまんざらでないと呑気に構える平和ボケ日本には危機管理のかけらもありません。

北朝鮮は核とミサイルを武器に世界を恫喝する狂気の独裁国家です朝鮮半島危機が想定外の出来事とならないような令和2年でありますように